通算2アンダー 142
エナジックスポーツ高3年の新垣くらら(カヌチャ)が単独首位
首位から5打差に17人。優勝争いは混とん
「第55回九州女子選手権」第2ラウンドは5月21日、小雨が降る中、福岡県糸島市の芥屋ゴルフ倶楽部(6289ヤード、パー72)に129人が出場して行われ、通算2アンダー142でエナジックスポーツ高3年の新垣くらら(カヌチャ)が初日の3位タイから首位に浮上した。トップから1打差、通算1アンダー143の2位タイにベストスコア69をマークした研修生の小潮川せり(同)と初日首位の沖縄カトリック高3年・𠮷﨑マーナ(同)の2人、通算イーブンパー144の3位タイに研修生の松田桃(グリーンランドリゾート)、福岡第一高1年の橋本ゆう(ミッションバレー)、ルネサンス大阪高2年の黒木夢(宮崎国際)、大手前大1年の三明桜子(佐賀ロイヤル)の4人がつけた。さらに、通算1オーバー145の8位タイに柳ヶ浦高2年の松下可育(グリーンランドリゾート)と第一薬科大付属高1年の永山藍生(ミッションバレー)の2人。首位から5打差以内に17人がひしめき、優勝争いは混とんとしてきた。
この結果、通算12オーバー156、58位タイまでの61人が決勝ラウンドに進んだ。
また、長崎国際大4年の宮城杏(グリーンランドリゾート)が12番ショート(155ヤード)でホールインワンを達成した。=写真
宮城杏、21歳で5回目のホールインワン
インからスタートした宮城杏が12番ショート(155ヤード)で通算5回目のホールインワンを達成した。使用クラブは5番アイアン。「いい感じで打てたし、次の(バーディー)パットのことを考えて準備していたら、同じ組のメンバーが『入った』と言ったので気付きました。17番ショートも入りかけたんですよ」。17番はカップのふちを通り抜けたそうだが、1日2度のエースとなれば、大騒ぎになるところだった。
最初のホールインワンは興南高1年の時に琉球GCの13番で決めた。それもダイレクトでカップインしたという。さらに高3で2回。この3回はいずれも試合以外だが、昨年6月の初めて出場した日本女子アマでは初日の15番(157ヤード)でもダイレクトで放り込んだ。クラブは7番アイアン。「あの時は鳥肌が立ちました」と今でも鮮明に覚えている。6年間で5度のホールインワンというのには驚かされる。
「ホールインワンが出たので60台で回りたかったのですけどねえ。ドライバーの調子があまり良くないけど、きわどい所にいった時にマネジメントをしっかりして臨みたい」。トップとは4打差の10位タイ。逆転の可能性は残っている。