【2日目のトップ】
コースレコードタイの63をマークした三重野里斗(T・hearts、30歳)が通算12アンダー132で首位に浮上
アマチュアはエナジックスポーツ高2年の山本龍之介(カヌチャ)が通算6アンダー138で部門トップ
【通算6アンダーで8位タイと大健闘の体重50kgの山本】
「2025九州オープンゴルフ選手権競技」2日目は7月31日、福岡県宗像市の玄海ゴルフクラブ(7023ヤード、パー72)で130人(うちアマチュア38人)が出場して行われ、通算12アンダー132で三重野里斗(T・hearts、30歳)がトップに立った。三重野は1、5、18番の3つのロングでイーグルを奪うなど(4バーディー、1ボギー)プロのコースレコードタイとなる63をマークし、初日の8位タイから一気に首位に浮上した。2打差、通算10アンダー134の2位に中島邦宏(SーNetレンタカー、32歳)が続き、通算8アンダー136の3位タイに田中元基(ドラッグコーエイ、23歳)、八川遼(芥屋GC、24歳)、小田孔明(ダック技建、47歳)の3人。通算7アンダー137の6位タイに狩俣昇平(㈱昇コンサルタント、32歳)と青木尉(福岡センチュリーGC、24歳)の2人がつけた。
アマチュアは通算6アンダー138でエナジックスポーツ高2年の山本龍之介(カヌチャ)が総合8位タイ、部門で首位に立った。また、東北福祉大4年の田﨑春樹(大村湾)がアマチュアのコースレコードとなる67をマークした。
この結果、通算1オーバー145、53位タイまでの60人が決勝ラウンドに進出した。
体重50kgの高校生が2日連続60台で8位タイと大健闘
見るからに華奢(きゃしゃ)である。169cm、50kg。「やっと50kgになったんです」と山本が嬉しそうに笑った。食べる努力をしていても、なかなか太ることができず、ようやく今年になって40kg台とサヨナラした。
体重は40kg台でもスコアは自己初、2日連続の60台となる69。プロの選手に混じってボディーは見劣りしてもゴルフの腕前は負けてはいない。「パットがめっちゃ入っています。初日の4、8番なんかは15mくらいのバーディーパットが入りました。ほぼほぼ打てているのがいいと思います。パットが入ると気持ちがいい」とまたまた笑顔である。
インスタートのこの日は18番ロング(526ヤード)でピンまで260ヤードの第2打を3Wで2オンに成功し、下からの2mを決めてイーグル。ドライバーの平均飛距離は270ヤードと進化途上だが、体重が増えればもっと伸びる。「4日間は体力もいるし、とにかく太りたい。あと2日。粘って粘って4日間、アンダーで回りたい」。文豪・芥川と同じ名前を持つ龍之介が、暑いフェアウエーを走って行く。