東海大九州4年の後藤颯太(大分)が初日トップ
6バーディー、2ボギー、4アンダーの68
「第55回九州アマチュア選手権競技」は5月27日、北九州市八幡東区の九州ゴルフ倶楽部八幡コース(7033ヤード、パー72)で始まった=写真。132人(欠場2人)が出場し、東海大九州4年の後藤颯太(大分)が6バーディー、2ボギーの68をマークして初日のトップに立った。首位から1打差、3アンダー69の2位には沖学園高3年の三明蓮(佐賀ロイヤル)、2アンダー70の3位タイにはホープインターナショナルアカデミー中3年の宮城ジョセフ(カヌチャ)、同志社大4年の下園航太(鷹羽ロイヤル)、大阪学院大3年の小窪都斗(かごしま空港36)の3人、1アンダー71の5位タイに20歳の市丸貴翔(勝山御所)、日経大3年の山下竜弥(ザ・クラシック)、東海大九州2年の藤井太己(佐賀クラシック)の3人、パープレー72の7位に東海大九州3年の古賀翔瑛(チェリー宇土)がつけた。
昨年の優勝者・日大3年の林田直也(トライアルWAKAMIYA)は7オーバー79で52位タイと大きく出遅れた。
今大会最年長68歳の辻田昭吾(くまもと中央)は12オーバー84で100位タイ
今大会最年長68歳の辻田昭吾(くまもと中央)は44・40の84で100位タイと苦しんだ。「風邪をひいて体調も悪かったけど、ゴルフも悪かった。出だしで3パット(ボギー)をしてタイミングが合わなくなった。グリーンも速かった」。大会前日の26日に練習ラウンドも考えたが、決勝まで残ることを考慮すると5ラウンド連続になるために回避した。今大会はホール間のジョイントはカートに乗れるが、そのほかは歩き。68歳の辻田にはこたえたようだ。「この試合は若い人向きだからね」と言いながらも、悔しさもにじませる。
2019年の63歳時には25歳以上で競う九州ミッドアマチュア選手権を制した。今でも破られていない最年長優勝である。今年の今大会予選は開催場所を選べる自由選択制だったため、辻田は福岡県南部Bに登録。5オーバー77のスコアで10位タイに入って出場権を得た。「今年はシニアもミッドシニアも予選でダメだった。決勝はここだけ。70台で回りたかったけどね」とベテランが第2ラウンドに意地を見せる。