2025九州オープンゴルフ選手権競技(初日) | 九州ゴルフ連盟(GUK)

競技トピックス

2025九州オープンゴルフ選手権競技(初日)

 

【初日のトップ】

八川 遼(芥屋GC、24歳)と中島 邦宏(SーNetレンタカー)が7アンダー65で首位並走

アマチュアはエナジックスポーツ高2年の山本龍之介(カヌチャ)が3アンダー69で部門トップ

 

 

 

「2025九州オープンゴルフ選手権競技」初日は7月30日、福岡県宗像市の玄海ゴルフクラブ(7023ヤード、パー72)で130人(うちアマチュア38人)が出場して開幕=写真、7アンダー65で八川遼(芥屋GC、24歳)と中島邦宏(SーNetレンタカー、32歳)の2人がトップタイに並んだ。八川は15番からの4連続バーディーを含む7バーディー、ノーボギー。中島は2イーグル、5バーディー、1ダブルボギーの内容だった。首位から2打差、5アンダー67の3位タイに石塚祥利(芥屋GC、22歳)、田中元基(ドラッグコーエイ、23歳)、狩俣昇平(㈱昇コンサルタント)の3人。4アンダー68の6位タイに白佳和(武田産業、45歳)と小浦和也(NEXTEP)の2人がつけた。

昨年優勝の林拓希(フリー、38歳)は1アンダー71で27位タイだった。

アマチュアは3アンダー69でエナジックスポーツ高2年の山本龍之介(カヌチャ)が総合8位タイ、部門で首位に立った。

 

 

《酷暑対策》

最近のゴルフは「暑さとの闘い」というより「酷暑との闘い」である。九州オープンの会場・玄海GCも例外ではなく、1組目がスタートした午前7時30分の気温は27度だったが、最終組がティーイングエリアに立った同10時10分には32度まで上昇していた。最終組がハーフターンした午後0時40分には34度。最高気温は35度だった。この日はコース内を3~4mの風が吹き、熱がこもることがなかったこともあり、熱中症にかかった選手はいなかった。

選手たちの健康面などを考慮した酷暑対策として、「歩き」から「選手・キャディーは常にカートに乗用する事ができる」に変更となった。ただ、「2025年度九州ゴルフ連盟主催競技行動規範」の「3.ドレスコード」の「九州オープンゴルフ選手権予選・決勝においては半ズボンの着用は不可とする」となっている。半ズボンと長ズボンとでは体感温度が3~4度違うと言われる。

この規範をうっかりして忘れ、半ズボンのままスタートしようとしたプレーヤーもいた。53歳のベテランアマチュア・江口信二(大博多)は、クラブハウス内で九州ゴルフ連盟の重永敏哉事務局長から指摘を受けた。ショップで自分に合う長ズボンを探したが、見つからなかったため、ほぼ同サイズの重永局長のズボンを借りて18ホールを回った。「いやあ、忘れていました。ちゃんと洗濯して局長に返します。明日(2日目)は長ズボンで。カートは乗れて良かった。楽でしたね」と1アンダー71でラウンドした江口は苦笑いを浮かべた。重永局長はどうしたか?手持ちの黒色のジャージを履いて代用。その後は宿泊先に戻って長ズボンに履き替えたという。ちょっとした笑い話ものだが、何はともあれだ。

先週、福岡県糸島市のクイーンズヒルGCで開催された女子プロゴルフツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」では、酷暑対策として競技開始を午前6時に早めた。「カート乗用にもしたし、それでいいかなと思っていたけど、予想以上に暑い。半ズボンの件は(会議に)出ていました」とは財木洋一競技委員長だ。来年の九州オープン開催期間は未定だが、この気候である。時と場合によっては開始時間や服装なども考慮する必要があるのかもしれない。

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