17歳の開陽高・有薗純(霧島)が通算8アンダーでトップに
2位は通算5アンダーの日大1年・林田直也(ワカミヤ)
「第53回九州アマチュア選手権競技」第3日は5月25日、北九州市小倉南区の小倉カンツリー倶楽部(6845ヤード、パー70)に60人が出場して行われ、17歳の開陽高・有薗純(霧島)が通算8アンダー202で首位に立った。トップから1打差でスタートした有薗は7番からの3連続バーディーを含む6バーディー(3ボギー)の67をマーク。念願の初優勝へ一歩近づいた。3打差の2位には通算5アンダー205の日大1年の林田直也(ワカミヤ)が続き、2日目まで首位の東北福祉大2年の田﨑春樹(大村湾)は75と乱れ、通算1アンダー209で3位。4位にはイーブンパー210で代々木高1年の外岩戸晟士(大隅)がつけた。
【写真は首位に立った有薗】
初日は2年連続2位の田﨑が4アンダー66の好スタート
23日の初日の第1ラウンドは132人(欠場5人)が出場して開かれ、今大会2年連続2位の田﨑が6バーディー、1ダブルボギーの4アンダー66で好スタートを切った。トップから1打差67の2位に有薗、3位には68の東海大九州4年の内藤滉人(大分)、4位タイには69の同志社大2年の下園航太(鷹羽ロイヤル)と林田が並んだ。昨年優勝の出利葉太一郎(筑紫ヶ丘)は出場していない。
第2日は上位5選手全員が68をマーク
24日の第2日は初日の上位5人のうち4人までが同じスコアをマークした。トップの田﨑、2位の有薗、3位タイの林田と下園がともに68でラウンド。田﨑が通算6アンダー134で首位をキープし、有薗が5アンダー135、林田と下園が3アンダー137。同じ68で回った外岩戸が通算イーブンパーの140で5位に浮上した。初日3位の内藤は75とスコアを崩し、通算3オーバー143で7位タイに後退。なお、通算14オーバー154の58位タイまでの60人が決勝ラウンドに進んだ。
《1位・有薗》
初優勝を狙う有薗が2位以下に3打差をつけて最終日を迎える。首位から1打差の2位で3日目をスタートした有薗は6番まで1バーディー、1ボギーのイーブン。そして7番ロングでほとんど2オンのカラーからパターで寄せてバーディーを奪うと、続く8番ロングでも1・5mを沈め、9番ショート(198ヤード)では7Iでピン手前10cm弱に。「あとひと転がりでした」ともう少しでホールインワンのナイスショット。結果的にはこの3ホールで後続に差をつけたのだった。これまで九州アマのベストフィニッシュは2020年の4位。最終日最終組は初めての経験となる。「3打差はあってないようなもの。焦らず淡々と相手を見ずに、自分のプレーをするだけです」と自身に言い聞かせるように話した。
《2位・林田》
「前半はいい感じでした。ショットも良く、パットも入った。明日の最終日は今日の前半のようなプレーをしたい。大きいスコアを目指してやるだけです。最終日最終組は初めてです」
《3位・田﨑》
「今日は風の読みが合わなかった。パットも狙ったところに打っているのに合わなかった。去年、トップと6打開いていたのに一度は追いついたのだから、もしかしたら、何かが『ある』かもしれない」