◎晴れの優勝チーム
トータル22オーバー 310
福岡カンツリー倶楽部(福岡県)が45大会ぶり3度目の優勝
◎ベストグロス賞
1オーバー 73
25歳の新髙 英明(大村湾カントリー倶楽部)が初の栄冠
新型コロナの影響で3年ぶり開催の「第50回九州インタークラブ競技」は11月29日、福岡県糸島市の芥屋ゴルフ倶楽部(6837ヤード、パー72)で決勝大会が行われ、トータル22オーバー310で福岡カンツリー倶楽部(福岡県)が1975年以来、45大会ぶり3度目の優勝を飾った。47年前の会場も芥屋GC(当時は九州志摩CC)だった。首位から1打差、トータル311の2位には鹿児島鹿屋カントリークラブ(鹿児島県)が続き、さらに2打差、313の3位に北山カントリー倶楽部(佐賀県)、314の4位に熊本空港カントリークラブ(熊本県)、315の5位に大村湾カントリー倶楽部(長崎県)が入った。前回優勝のフェニックスカントリークラブ(宮崎県)は323で13位だった。
ベストスコアに贈られるベストグロス賞は、73(38・35)をマークした新髙英明(大村湾)が初の栄冠を手にした。【写真は優勝盾を手にする福岡CCの山内辰崇キャプテン㊨。㊧は水田芳夫九州ゴルフ連盟理事長】
決勝大会は24チームが出場
九州ゴルフ連盟(GUK)主催競技唯一の団体戦。出場チームはGUK加盟のクラブで、学生・生徒を除く1倶楽部5人およびアドバイス・ギバー1人(54歳未満3人以内)で構成。ベスト4人の合計スコアで優勝を争う。10地区の予選会には182クラブが参加し、このうち23チームが決勝大会に駒を進めた。
決勝大会は開催クラブの芥屋GCを含めた24チームで開催。今回は九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。
3度目優勝の福岡CCは後半に粘りを発揮
午後からは雨が強くなったが、福岡CCの選手たちは後半に粘りを見せた。アウトスタート組の津田敏茂が40・35、阿部忠司が39・38、庄嶋毅が43・37、インスタートの空閑豊が38・40と4人とも後半でスコアを伸ばした。4人の合計では14打も縮めたことになる。首位から1打差、2位の鹿児島鹿屋CCは上位3人のスコアは優勝した福岡CCと同じだが、4人目の差が1位と2位を分けることになった。
ベストグロスは73で回った新髙が獲得
個人のベストグロス賞は1オーバー73の新髙が獲得した。アウトからスタートし、2、3番とボギーが先行する悪い流れだったが、前半は2バーディー、4ボギーの38。後半になると、10、12番の2バーディー(1ボギー)で盛り返し、13番から6ホールをパーでしのいで35。首位から1打差の2位タイには森芳勝(大博多)、小島慎平(宮崎レイクサイド)、篠隈隆志(北山)の3人が並んだ。