日本女子アマチュアゴルフ選手権競技第1ラウンド 九州勢の情勢 | 九州ゴルフ連盟(GUK)

競技トピックス

日本女子アマチュアゴルフ選手権競技第1ラウンド 九州勢の情勢

2021年度(第62回)日本女子アマチュアゴルフ選手権第1ラウンドは、15時46分に雷雲接近のため競技中断となると、その後も天候の回復が見込まれず、16時25分にサスペンデッドが決定。88名が第1ラウンドのプレーを終了したが、48名が明日16日に第1ラウンドの残りをプレーすることとなった。

 

九州勢の情勢

 

荒木優奈(グリーンランドリゾート)2バーディ・2ボギー 72

10番ホールからティーオフした荒木優奈(グリーンランドリゾート)は、12番でラフからの140ヤードのセカンドショットを8番アイアンで2メートルにつけてバーディ。しかし、17番では7メートルのバーディチャンスから3パットのミスでボギーを叩き、前半はパープレー。後半に入ると、4番(パー3)で再び3パットでボギーとしたものの、5番で115ヤードの2打目をピッチングウェッジで2メートルにつけてバウンスバックし、この日は2バーディ・2ボギーのパープレーにまとめた。「良いショットと悪いショットの差が大きかったのが不満です。でも、アプローチとパットでしのげたのが、良かったですね」と、ほっとした表情を見せる。九州女子選手権で2位となり、2019年大会以来の本選手権出場に、「九州女子選手権の最終ラウンドよりは、調子が悪かった」と苦笑いを見せるが、「トップオブスウィングの時、ダウンスウィングの時に少し体が開いているみたいで」と改善点は見つけている。「これから練習場で調整すれば、明日アンダーパーも出せると思う」と、上位に食い込む自信をみせた。九州ゴルフ連盟強化指定選手の荒木は、「強化合宿で、トレーニングの大切さやコースマネジメントの考え方などを教えていただいています。その結果も、感じています」と、10ヤードほど伸びたという飛距離で、ゴルフが楽になったと笑顔を見せる。もとから持っているスコアをまとめてくる能力に、パワーとコースマネジメントが加わった荒木。本選手権の台風の目となるか。明日からのプレーに注目だ。

 

 

竹田麗央(グリーンランドリゾートGC) 1イーグル・3バーディ・2ボギー 69

4月のJLPGAツアー「KKT杯バンテリンレディス」でプロと互角に優勝を争い、4位タイと実力をみせた竹田麗央(グリーンランドリゾート)は、1イーグル・3バーディ・2ボギーの3アンダーパーの69でホールアウトした。パー5の3番ホール、残り40ヤードの第3打を58度のウェッジで打ったところ、カップインするイーグルを奪い、好スタートを切った。7、8番といずれも3パットでボギーとするものの、後半は3バーディを奪った。「ティーショットがよくなくて、フェアウェイキープができていない」ことで、スコアメイクに苦しんだが、途中で「手を使って」振っていることに気がつき、体全体を使って振るイメージに修正したことで、狙ったところに打てるようになり、スコアを伸ばせることができた。2つのボギーもパットの「リズムが早くなっていた」ことにより、距離感が合っていなかったことに気づいて修正した。このラウンドの途中でも修復することができる力が素晴らしい。目標はもちろん「優勝」で、高校生活最後の年に、母や叔母も果たすことができなかった「日本女子アマチュアゴルフ選手権」のトロフィーを掲げることができるか、注目だ。

 

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