競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 4

競技トピックス

2023九州オープンゴルフ選手権競技

 

通算13アンダー 203

21歳の田中元基(ドラッグコーエイ)が初優勝に王手

2位に4打差

 

「2023九州オープンゴルフ選手権競技」は6月17日、熊本県菊池郡菊陽町の熊本空港カントリークラブ(7091ヤード、パー72)で62人(うちアマチュア9人)が出場して第3ラウンドが行われ、福岡県出身の21歳・田中元基(ドラッグコーエイ)=写真=が通算13アンダー203で初優勝に王手をかけた。2位に4打差をつけてスタートした田中は4バーディー、2ボギーの70をマーク。3日間ともアンダーパーで合計19バーディー(6ボギー)を奪った。首位から4打差、通算9アンダー207の2位には蛭川隆(セガミック、26歳)がつけた。3位には通算7アンダー209で小村優太(福岡センチュリー、22歳)。

 

 

 

第1ラウンドは田中がコースレコードの64をマークして首位スタート

132人(うちアマチュア38人、欠場2人)が出場して始まった15日の第1ラウンドは、田中が4連続を含む9バーディー、1ボギーのコースレコードとなる64で首位に立った。1打差の2位、65で小村が続き、3位タイには4アンダー68の牧坂考作(フリー、51歳)と田口寛(福岡センチュリー、30歳)の2人。3アンダー69の5位タイにはアマチュアの日大1年・吉田京介(中津)と東海大九州4年・山田玄彩(喜々津)ら8選手が並んだ。昨年優勝の黒木紀至(UMKテレビ宮崎)は出場していない。

 

 

第2ラウンドは田中がリードを広げる

16日の第2ラウンドは初日トップの田中がこの日もスコアを伸ばして首位をキープした。6バーディー、3ボギーの69で通算11アンダー133。4打差、通算7アンダー137の2位タイに蛭川と小村が並んだ。さらに3打差、通算4アンダー140の4位タイに上村竜太(フリー、22歳)、山下英治(フリー、41歳)、日下部幸之助(福岡セブンヒルズ、50歳)の3人。なお、通算4オーバー148、58位タイまでの62人が決勝ラウンドに進んだ。

 

 

 

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完全優勝へ 2位に4打差の田中

初日に64のコースレコードをマークした田中が好調をキープ。3日目も4バーディー、2ボギーの70で回り、この日のスタート時点と同じ2位に4打差をつけて4日目を迎える。最終日最終組はプロになって初めて。「2位以下との差は考えずに、自分のゴルフに集中したい。でないと、焦ったりするので。毎日目標にしている1日3アンダーを目指します」と自分のプレーに徹する。今大会の田中はパットが好調だが、ドライバーが不安定。そこでティーショットでは2Iを使用するケースが多い。この日もショートを除く14ホール中8ホールで2Iを持った。「セカンドオーナーでも(グリーンに)乗せていけば、相手にプレッシャーをかけられますから」と静かに笑った。

 

 

第30回九州ミッドシニア選手権競技

 

晴れの優勝者

通算1オーバー、145

65歳の田中 雅之(若木)が初優勝

 

65歳以上で競われる「第30回九州ミッドシニア選手権競技」は6月7、8日、福岡県糸島市の伊都ゴルフ倶楽部(6391ヤード、パー72)で行われた。61人(棄権2人)が出場した8日の最終日は65歳の田中雅之(若木)が2バーディー、2ボギーのパープレー72で回り、通算1オーバー145で初の栄冠を手にした。首位から3打差、通算4オーバー148の2位には辻田昭吾(くまもと中央、66歳)が続き、さらに1打差、通算5オーバー149の3位タイに昨年の優勝者・谷川富夫(つくも、66歳)、乙守修(フェニックス、66歳)、瓦田徳(久山、67歳)の3人が入った。

 

第1ラウンドは1オーバー73で5人が首位タイ

132人(欠場9人)が出場した7日の初日は田中、辻田、上門貞夫(琉球、65歳)、小川敏(ザ・クラシック、75歳)、瓦田の5人が1オーバー73で首位に並んだ。2オーバー74に2人、3オーバー75と4オーバー76にそれぞれ7人ずつと、首位から3打差以内に21人がひしめく大混戦となった。連覇を狙う谷川は3オーバーで8位タイ。また、山本昌治(西日本、66歳)と井川賢次(玄海、67歳)がそれぞれ8番と17番ホールでホールインワンを達成した。なお、8オーバー80、49位タイまでの61選手が決勝ラウンドに進んだ。

 

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日本ミッドシニアには22選手が九州代表に

この結果、シード選手と上位21人の計22人は11月1、2日、横浜CC(神奈川)で開かれる「第29回日本ミッドシニア選手権」に九州代表として出場する。なお、通算11オーバー155の17位タイに9人が並んだが、大会規定のマッチングスコアカード方式で西村敏彰(日南北郷)、山浦正継(志摩シーサイド)、喜田友幸(福岡サンレイク)、青木英樹(佐賀ロイヤル)、井川の5人が代表権を獲得した。

 

 

 

 

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第41回九州学生ゴルフ選手権競技・第21回九州女子学生ゴルフ選手権競技

晴れの優勝者

【女子】

2オーバー、74

沖縄国際大4年・仲村姫乃が同大として初の学生女王

【男子】

通算2アンダー、142

東海大九州4年・山田玄彩が初の栄冠

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「第41回九州学生ゴルフ選手権競技」と「第21回九州女子学生ゴルフ選手権競技」は5月31日、長崎県雲仙市の愛野カントリー倶楽部(男子7040ヤード、女子6251ヤード、ともにパー72)で行われた。49人(欠場1人)が出場し、36ホールストロークプレーで争われた男子は、東海大九州4年・山田玄彩が、通算2アンダー142で初優勝を飾った。山田は第1ラウンドを6バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの72と出入りの激しいゴルフだったが、第2ラウンドは3バーディー、1ボギーの70とステディなプレーを展開した。4打差、通算2オーバー146の2位タイには同大2年の遠藤崇真と同大3年の中野惠將が並び、さらに、通算4オーバー148の4位タイに同大4年の平井伸乃輔と同大4年の後藤大生が続いた。東海大九州は3年連続でワン・ツー・スリー・フィニッシュを果たした。

 

20人が出場し、18ホールストロークプレーで競われた女子は、沖縄国際大4年・仲村姫乃が1バーディー、3ボギーの74で初優勝した。同大からの学生女王は初の快挙。1打差、75の2位に日本経済大2年の山内あおいが続き、さらに1打差、76の3位タイに東海大九州2年の吉川維咲と同大1年の内藤舞美、77の5位に長崎国際大2年の宮城杏。昨年優勝の同大4年の赤瀬新菜は78で6位だった。

 

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この結果、男女とも優勝者が「第76回日本学生選手権」(8月22日から4日間、大山GC)と「第59回日本女子学生選手権」(8月23日から3日間、同GC)の出場権を獲得した。男子の優勝者・山田玄彩は九州オープン選手権(6月15日から4日間、熊本空港CC)の出場権も得た。

 

 

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第53回九州アマチュア選手権競技

《晴れの優勝者》

8アンダー 272

開陽高3年の有薗純(霧島)が初優勝

 

「第53回九州アマチュア選手権競技」は5月23日から4日間、北九州市小倉南区の小倉カンツリー倶楽部(6845ヤード、パー70)で行われ、60人が出場した最終日は前日まで首位の開陽高3年の有薗純(霧島)が2バーディー、2ボギーのパープレー70で回り、通算8アンダー272で逃げ切って初優勝を飾った。この日の有薗は1番でいきなりボギースタートながら3、6番でバーディーを奪い、前半のアウトを35。後半のインはノーバーディーながらボギーを1個に抑えた。3打差の2位にはベストスコア66をマークした東北福祉大2年の田﨑春樹(大村湾)が通算5アンダー275で入った。田﨑は3年連続の2位。3位には通算4アンダー276の林田直也(ワカミヤ)、4位には通算2オーバー282の同志社大2年の下園航太(鷹羽ロイヤル)が続いた。

 

初日は2年連続2位の田﨑が4アンダー66の好スタート

23日の初日の第1ラウンドは132人(欠場5人)が出場して開かれ、今大会2年連続2位の田﨑が6バーディー、1ダブルボギーの4アンダー66で好スタートを切った。トップから1打差67の2位に有薗、3位には68の東海大九州4年の内藤滉人(大分)、4位タイには69の同志社大2年の下園航太(鷹羽ロイヤル)と林田が並んだ。昨年優勝の出利葉太一郎(筑紫ヶ丘)は出場していない。

 

第2日は上位5選手全員が68をマーク

24日の第2日は初日の上位5人のうち4人までが同じスコアをマークした。トップの田﨑、2位の有薗、3位タイの林田と下園がともに68でラウンド。田﨑が通算6アンダー134で首位をキープし、有薗が5アンダー135、林田と下園が3アンダー137。同じ68で回った外岩戸が通算イーブンパーの140で5位に浮上した。初日3位の内藤は75とスコアを崩し、通算3オーバー143で7位タイに後退。なお、通算14オーバー154の58位タイまでの60人が決勝ラウンドに進んだ。

 

第3日は有薗が通算8アンダーで首位に

25日の第3日は有薗が通算8アンダー202で首位に立った。トップから1打差でスタートした有薗は7番からの3連続バーディーを含む6バーディー(3ボギー)の67をマーク。3打差の2位には通算5アンダー205の林田が続き、2日目まで首位の田﨑は75と乱れ、通算1アンダー209で3位。4位にはイーブンパー210で代々木高1年の外岩戸晟士(大隅)がつけた。

 

シード選手を含む14人が日本アマに出場

 この結果、シード選手2人と通算12オーバー292までの上位12人が6月27日から4日間、ツキサップGC(北海道札幌市)で開催される「第107回日本アマチュア選手権競技」に九州代表として出場する。

 

 

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第53回九州アマチュア選手権競技

17歳の開陽高・有薗純(霧島)が通算8アンダーでトップに

2位は通算5アンダーの日大1年・林田直也(ワカミヤ)

 

 

「第53回九州アマチュア選手権競技」第3日は5月25日、北九州市小倉南区の小倉カンツリー倶楽部(6845ヤード、パー70)に60人が出場して行われ、17歳の開陽高・有薗純(霧島)が通算8アンダー202で首位に立った。トップから1打差でスタートした有薗は7番からの3連続バーディーを含む6バーディー(3ボギー)の67をマーク。念願の初優勝へ一歩近づいた。3打差の2位には通算5アンダー205の日大1年の林田直也(ワカミヤ)が続き、2日目まで首位の東北福祉大2年の田﨑春樹(大村湾)は75と乱れ、通算1アンダー209で3位。4位にはイーブンパー210で代々木高1年の外岩戸晟士(大隅)がつけた。

【写真は首位に立った有薗】

 

 

 

初日は2年連続2位の田﨑が4アンダー66の好スタート

23日の初日の第1ラウンドは132人(欠場5人)が出場して開かれ、今大会2年連続2位の田﨑が6バーディー、1ダブルボギーの4アンダー66で好スタートを切った。トップから1打差67の2位に有薗、3位には68の東海大九州4年の内藤滉人(大分)、4位タイには69の同志社大2年の下園航太(鷹羽ロイヤル)と林田が並んだ。昨年優勝の出利葉太一郎(筑紫ヶ丘)は出場していない。

 

 

 

第2日は上位5選手全員が68をマーク

24日の第2日は初日の上位5人のうち4人までが同じスコアをマークした。トップの田﨑、2位の有薗、3位タイの林田と下園がともに68でラウンド。田﨑が通算6アンダー134で首位をキープし、有薗が5アンダー135、林田と下園が3アンダー137。同じ68で回った外岩戸が通算イーブンパーの140で5位に浮上した。初日3位の内藤は75とスコアを崩し、通算3オーバー143で7位タイに後退。なお、通算14オーバー154の58位タイまでの60人が決勝ラウンドに進んだ。

 

 

 

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《1位・有薗》

 初優勝を狙う有薗が2位以下に3打差をつけて最終日を迎える。首位から1打差の2位で3日目をスタートした有薗は6番まで1バーディー、1ボギーのイーブン。そして7番ロングでほとんど2オンのカラーからパターで寄せてバーディーを奪うと、続く8番ロングでも1・5mを沈め、9番ショート(198ヤード)では7Iでピン手前10cm弱に。「あとひと転がりでした」ともう少しでホールインワンのナイスショット。結果的にはこの3ホールで後続に差をつけたのだった。これまで九州アマのベストフィニッシュは2020年の4位。最終日最終組は初めての経験となる。「3打差はあってないようなもの。焦らず淡々と相手を見ずに、自分のプレーをするだけです」と自身に言い聞かせるように話した。

《2位・林田》

「前半はいい感じでした。ショットも良く、パットも入った。明日の最終日は今日の前半のようなプレーをしたい。大きいスコアを目指してやるだけです。最終日最終組は初めてです」

《3位・田﨑》

「今日は風の読みが合わなかった。パットも狙ったところに打っているのに合わなかった。去年、トップと6打開いていたのに一度は追いついたのだから、もしかしたら、何かが『ある』かもしれない」

第53回九州女子選手権競技

晴れの優勝者

6オーバー、222

宮崎・日章学園高3年・菅楓華(宮崎国際)が初優勝

2位に9打差の圧勝

「第53回九州女子選手権競技」は5月10日から3日間、福岡県古賀市の古賀ゴルフ・クラブ(6303ヤード、パー72)で行われ、宮崎・日章園高3年の菅楓華(宮崎国際)が通算6オーバー222で初の栄冠を手にした。65人が出場した最終日、2位に9打差をつけてスタートした菅はショット、パットとも他選手を圧倒し、4バーディー、7ボギーの75。初日から首位を守り、3日間ともベストスコアをマークして完全優勝を果たした。2位には首位から9打差の通算15オーバー、231で菅のチームメートで同級生の荒木優奈(グリーンランドリゾート)が続いた。荒木は3年連続2位。3位には16オーバー、232で福岡・沖学園高1年の叶結衣(福岡レイクサイド)が食い込んだ。前年優勝の同校2年の藤本愛菜(ミッションバレー)は通算19オーバー235で4位タイだった。

  

 

 

 

初日は首位から3打差以内に14人と混戦模様

132選手(欠場5人)が出場した初日は、優勝した菅が3バーディー、6ボギーの75で首位に立った。トップから1打差の76、2位タイに宮崎・日章学園高2年の福田萌維(宮崎国際)と荒木優奈が続き、さらに、1打差の77、4位タイに朝日大1年の中道ゆい(チェリー宇土)ら6人がつけた。トップから3打差以内に14選手がひしめく混戦模様となった。

 

 

 

第2日は唯一パープレーの菅が2位以下に大量リード

初日トップの菅は2日目はもっと素晴らしいプレーを見せた。他のプレーヤーが苦しむ中、5バーディー、5ボギーの唯一人パープレーとなる72をマーク。70台が9人だけという難しいコースセッティングで実力を発揮した。菅はトータル3オーバー、147で2位以下にリードを9打に広げた。12オーバー、156の2位タイには山田萌結(ペニンシュラ)、沖学園中3年の井上來虹(グリーンランドリゾート)、荒木優奈の3人。なお、通算26オーバー170、58位タイまでの65選手が決勝ラウンドに進んだ。

 

 

 

 

日本女子アマは6月に秋田で開催

通算25オーバー241の15位タイに3人が並んだが、大会規定のマッチングスコアカード方式で園田結莉亜(久住高原)と谷口愛莉(宮崎国際)が代表権を獲得し、シード選手と上位15人が6月13日から4日間、秋田CC太平山・日本海コース(秋田)で開かれる「第64回日本女子アマチュア選手権競技」に出場する。

 

 

 

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2023年度 競技規定変更について(5/1追記)

下記の2023年度本連盟主催競技につきまして競技規定を一部修正致しました。

参加選手、ご関係者様は以下より変更点のご確認をよろしくお願い致します。

2023九州オープンゴルフ選手権競技(決勝)

第53回九州女子選手権競技予選

 

九州7県は中道 ゆい(チェリー宇土)がトップ通過

上位109人が本戦の切符

 

2023年九州ゴルフ連盟(GUK)主催の開幕戦「第53回九州女子選手権競技予選」が4月4日、熊本県菊池郡菊陽町の熊本空港カントリークラブ(6375ヤード、パー72)で行われた。競技は沖縄を除く九州7県から157人(欠場2人)が出場し、18ホールストロークプレーで争われた。  

この結果。11オーバー83までの上位109人が予選を通過した。1位通過は岐阜・朝日大2年の中道ゆい(チェリー宇土)=写真。アウトからスタートし、3番ショートでダブルボギーをたたきながら、4番からの3連続バーディーで盛り返し、前半を35。インは3バーディー、ノーボギーの33で出場選手中、ただ一人60台の68をマークした。首位から3打差、71の2位には廣吉優梨菜(ザ・クラシック)が続き、さらに1打差、パープレー72の3位タイに丸尾羚水(青島)と築地由依(鹿児島国際)の2人がつけた。

沖縄県予選は4月6日、PGMゴルフリゾート沖縄で行われる。また、同競技の決勝は5月10日から3日間、古賀ゴルフ・クラブ(福岡)で開催される。

 

ただ一人60台の68をマークした中道

堂々の1位通過だ。6バーディー、1ダブルボギー、ただ一人60台となる68。「こんなスコアが出るとは。ゼロくらいかな」とラウンド前の中道の予想はパープレーだったが、それを4つも減らした。

出だしは苦しんだ。3番ショート(167ヤード)で6Iでの第1打をグリーン右手前のバンカーに入れ、左奥2・5mに乗せたものの、そこから3パット。「でも、焦りはなかった。次(4番)がロングでバーディーを取れると思って」とその通りにスコアを1つ縮めると、5、6番でも連続バーディー。そして後半のインでは11、13、15番と奇数ホールでバーディーを重ねた。

昨年、岐阜・朝日大に進学。ここのゴルフ部のスーパーバイザーが女子プロツアー41勝の森口祐子プロ(67歳)。「週一のレッスンがあって、たまにラウンドレッスンもあります。自分でやってみせてくれるので分かりやすい」と森口スーパーバイザーとの出会いは中道にはプラス材料となっている。

予選で好スコアを出しての本番・古賀GCである。「古賀ですからね。アンダーは出ないでしょう。耐えるゴルフですね」と中道が自信ありげに笑った。

 

 

 

栄誉をたたえる

荒木優奈選手(宮崎・日章学園高2年)
第27回日本ジュニア選手権15~17歳の部女子初優勝

 

 

 

 

【写真は連盟表彰された荒木優奈選手㊨と㊧は水田芳夫九州ゴルフ連盟理事長】

 

 

九州ゴルフ連盟は16日に開いた通常総会で、昨年の「第27回日本ジュニア選手権15~17歳の部女子」初優勝の荒木優奈選手(宮崎・日章学園高2年)を連盟表彰しました。

前年の各種日本選手権で優勝、または男女の日本オープン選手権でローアマチュアになった九州在住の選手を、その栄誉をたたえて通常総会で表彰しているものです。

 

 

荒木選手は次のように喜びを表現しました。

「このような賞をいただき、大変光栄に思っています。会場(ホテル日航福岡)もすごいですしね。今年は九州女子アマ、日本女子アマなど出る試合は総なめにするくらいの気持ちで頑張りたい。今年の最終的な目標はプロに合格することです。(チームメートの菅選手との)プレーオフはいつも一緒に時間を過ごしているし、何とも言えない感じでした。ただ、最後のバーディーパットは集中していました」

 

 

荒木選手は昨年8月17日から3日間、埼玉県川越市の霞ヶ関CC東コース(6591ヤード、パー71)で行われた「第27回日本ジュニア選手権15~17歳の部女子」でプレーオフの末、チームメートで同学年の菅楓華選手を破って初優勝を飾りました。両選手は通算4アンダー209で並び、プレーオフ1ホール目の10番ショートホールで荒木選手が2・5mのバーディーパットを決めて、菅選手を振り切りました。荒木選手は同年の九州ジュニアでもプレーオフの末、優勝を勝ち取りました。

荒木選手は2年前の12月からナショナルチームの一員です。今年1月にオーストラリア・メルボルンで開かれた「オーストラリア・マスター・オブ・アマチュア」で通算12アンダーをマークして国際競技初優勝を果たしました。2月21日からはフィリピン・マニラである「第43回クィーンシリキットカップアジア太平洋女子招待ゴルフチーム選手権」に日本代表3選手のうちの1人として出場が決まっています。ドライバーの飛距離が10~15ヤード伸びて240~250ヤードに。「厳しい状況のときに攻撃的なゴルフができるようになったのがスコアを出せる原因に」と自分自身のプレーを分析しています。昨年から急成長を遂げる荒木選手の今後が増々楽しみになっています。

 

第50回九州インタークラブ競技大会

 

◎晴れの優勝チーム

トータル22オーバー 310

福岡カンツリー倶楽部(福岡県)が45大会ぶり3度目の優勝

 

◎ベストグロス賞

1オーバー 73

25歳の新髙 英明(大村湾カントリー倶楽部)が初の栄冠

 

新型コロナの影響で3年ぶり開催の「第50回九州インタークラブ競技」は11月29日、福岡県糸島市の芥屋ゴルフ倶楽部(6837ヤード、パー72)で決勝大会が行われ、トータル22オーバー310で福岡カンツリー倶楽部(福岡県)が1975年以来、45大会ぶり3度目の優勝を飾った。47年前の会場も芥屋GC(当時は九州志摩CC)だった。首位から1打差、トータル311の2位には鹿児島鹿屋カントリークラブ(鹿児島県)が続き、さらに2打差、313の3位に北山カントリー倶楽部(佐賀県)、314の4位に熊本空港カントリークラブ(熊本県)、315の5位に大村湾カントリー倶楽部(長崎県)が入った。前回優勝のフェニックスカントリークラブ(宮崎県)は323で13位だった。

ベストスコアに贈られるベストグロス賞は、73(38・35)をマークした新髙英明(大村湾)が初の栄冠を手にした。【写真は優勝盾を手にする福岡CCの山内辰崇キャプテン㊨。㊧は水田芳夫九州ゴルフ連盟理事長】

 

決勝大会は24チームが出場

九州ゴルフ連盟(GUK)主催競技唯一の団体戦。出場チームはGUK加盟のクラブで、学生・生徒を除く1倶楽部5人およびアドバイス・ギバー1人(54歳未満3人以内)で構成。ベスト4人の合計スコアで優勝を争う。10地区の予選会には182クラブが参加し、このうち23チームが決勝大会に駒を進めた。

決勝大会は開催クラブの芥屋GCを含めた24チームで開催。今回は九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。

 

3度目優勝の福岡CCは後半に粘りを発揮

午後からは雨が強くなったが、福岡CCの選手たちは後半に粘りを見せた。アウトスタート組の津田敏茂が40・35、阿部忠司が39・38、庄嶋毅が43・37、インスタートの空閑豊が38・40と4人とも後半でスコアを伸ばした。4人の合計では14打も縮めたことになる。首位から1打差、2位の鹿児島鹿屋CCは上位3人のスコアは優勝した福岡CCと同じだが、4人目の差が1位と2位を分けることになった。

 

ベストグロスは73で回った新髙が獲得

個人のベストグロス賞は1オーバー73の新髙が獲得した。アウトからスタートし、2、3番とボギーが先行する悪い流れだったが、前半は2バーディー、4ボギーの38。後半になると、10、12番の2バーディー(1ボギー)で盛り返し、13番から6ホールをパーでしのいで35。首位から1打差の2位タイには森芳勝(大博多)、小島慎平(宮崎レイクサイド)、篠隈隆志(北山)の3人が並んだ。

 

 

 

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