予・決算 令和5年度事業計画などを承認
日本ゴルフ協会も着目するGUKの活動

九州ゴルフ連盟(GUK)の令和4年度(第53期)通常総会が2月16日、福岡市のホテル日航福岡で開かれ、第1号議案「令和4年度(第53期)事業報告並びに収支決算」、第2号議案「令和5年度(第54期)事業計画並びに収支予算案」、第3号議案「連盟規約細則改定」、第4号議案「任期満了に伴う役員選任」の4議案が全会一致で承認、可決されました。
総会は加盟190倶楽部(正会員)のうち出席40、委任状提出62の計102倶楽部により有効に成立。会議では冒頭、議長席についた水田芳夫理事長が挨拶に立ち、要旨、次のように述べました。
「昨年はロシアによるウクライナ侵攻が世界経済を大きく減速させ、急激な円安や様々な物価の高騰が我々の生活を直撃し、今年もまだ予断を許さない状況が続いています。一方、スポーツ界ではサッカーワールドカップの日本チーム、メジャーリーグでの大谷選手の活躍など明るい話題も数多く見受けられました。また、九州のゴルフ界では、沖縄県出身の比嘉一貴選手の男子ツアー賞金王、長崎県出身の櫻井心那選手のステップアップツアーでの圧倒的な活躍、さらに宮崎県・日章学園高校2年の荒木優奈選手の日本ジュニア選手権優勝なども記憶に新しいところです。
また、一般のプレーヤーの動向も、コロナ禍における安全なスポーツとしての認識の高まりにより各加盟倶楽部の入場者数も極めて好調に推移しています。2023年度も引き続き、この流れをより確実なものにするためにも、九州ゴルフ連盟として、それぞれの担当委員会を中心に今後も様々な施策を推し進めてまいります。
すでに連盟内ゴルフ活性化委員会では、各県において様々なイベント展開が、いち早く実現しております。ゴルフアカデミーやスクランブルゴルフ競技の実施、初心者体験イベント等の数多くの実施状況は日本ゴルフ協会内に発足したゴルフ振興推進本部の中でも、その活動の先頭を進む姿として着目されているところです。
2023年も九州地区でこのような活性化活動を推進する一方、ジュニア育成等の課題の克服も積極的に取り組みたい。競技運営においても、ここ数年の厳しいコロナ対策を緩和した形で安心安全な競技運営を目指します」
九州アマチュア、九州オープンでスコア速報実施
この後、審議に入り、第1号議案の令和4年度事業報告では、九州アマチュアと九州オープン選手権でスコア速報が実施され、4年ぶりの開催となったゴルフ場ターフメンテナンス展示会はグランメッセ熊本で開催されるなど各種会議や選手権が順調に行われたことが報告されました。
最終戦は11月7日に終了
令和5年度事業計画(第2号議案)では、5月の九州女子選手権(福岡・古賀GC)を皮切りに主催競技が取り組まれ、最終戦となるインタークラブ競技決勝(11月7日、ザ・マスターズ天草コース)は昨年より22日早く開催されることなどが報告されました。このほか、例年通りに各種事業に取り組むことなどが説明されました。
また、日本選手権も男子シニアが10月25日から3日間、佐賀クラシックGC(佐賀)で、男子ミッドアマチュアが11月15日から3日間、芥屋GC(福岡)で行われることなどが説明されました。
文言の追加
第3号議案の連盟規約・細則では、規約第21条第5号に「理事長は、理事の参集が困難であると判断した場合、書面決議による理事会を開催することが出来る。この場合、理事全員が書面又は電磁的記録によって同意の意思表示をした場合のみ議案が成立したものとみなす」との文言を新たに追加し、承認されました。
髙倉理事が常務理事に
高倉力矢理事(芥屋ゴルフ倶楽部)が常任理事となり、永田直幹(若松ゴルフ倶楽部)と川浪朋興(長﨑カンツリー倶楽部)の両氏が新理事に。また、島田源太理事(あつまるレークカントリークラブ)が高倉理事の常務理事就任に伴い、ゴルフ活性化委員長を兼務することになり、いずれも承認されました。