競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 23

競技トピックス

第38回九州ジュニア選手権競技

晴れの優勝者

【15~17歳の部】

男子 2アンダー 八川  遼(東福岡高3年)

女子 2アンダー 鬼塚 貴理(熊本国府高3年)

【12~14歳の部】

男子 5アンダー 後藤 颯太(福岡・沖学園中3年)

女子 イーブンパー荒木 優奈(熊本・玉名中1年)

 

 

 

第38回選手権は7月26、27日の2日間、大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部(男子7175㍎、女子6441㍎=いずれもパー72)で行われた。15~17歳の部男子は通算2アンダー、142の八川遼(はるか、東福岡高3年)が、同女子は鬼塚貴理(熊本国府高3年)が通算2アンダーの142で、いずれも逆転で2位に1打差をつけて初優勝を決めた。

12~14歳の部は、男子で通算5アンダー、139とただ1人アンダーパーをマークした後藤颯太(福岡・沖学園中3年)が2位に7打差をつける圧勝で初優勝した。同女子は通算イーブンパー、144の荒木優奈(熊本・玉名中1年)が初日の5位から逆転して初優勝した。荒木は築山小6年の昨年の九州小学生大会でも優勝しており、先輩たちを押しのけて〝連盟競技2冠〟を達成した。

(各級優勝者=写真㊧から八川遼、鬼塚貴理、後藤颯太、荒木優奈の各選手)

 

出場したのは15~17歳の部の男子が50人、同女子42人、12~14歳の部男子35人、同女子35人。初日に予選カットが行われ、15~17歳男子40人、同女子32人、12~14歳の部は男女ともに28人が最終日の決勝ラウンドに進んだ。

高原とはいえ連日30度を超す暑さだったが、脱落者を出すこともなく、日本ジュニア選手権へ向けた熱い戦いが繰り広げられた。

 

出利葉太一郎は連覇ならず

競技は15~17歳の部男子で初日、前年優勝の出利葉太一郎(福岡・沖学園高2年)が4アンダー、68と後続に2打差をつけて好スタートを切った。2位タイには石塚祥利(同1年)と枝川吏輝(宮崎・日章学園高1年)の2人が並び、さらに1打差で八川と緒方大樹(熊本国府高3年)がつける展開。体力勝負となった最終日はスコアを伸ばしきれない選手が続出する中で八川が7バーディー、4ボギー、1ダブルボギーと激しい出入りのゴルフながら1アンダーで回り、逆転で勝利をつかんだ。初日首位の出利葉は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの76をたたき3位タイ。ベストスコアの70で回った商崎涼平(鹿児島城西高1年)が初日の25位タイから6位タイへ浮上した。

 

同女子は初日、4アンダーの68をマークした岩切美空(宮崎日大高1年)が単独首位。これを2打差の2位で鬼塚、さらに1打差の3位に永嶋花音(宮崎・日章学園高2年)がつけ、さらには今年の九州女子選手権を制した後藤未有(福岡・沖学園高3年)をはじめ、JGAナショナルチームメンバーの佐渡山理莉(沖縄・名護高3年)らが控える気の抜けない出だしとなった。最終日はそんな中から、鬼塚が3バーディー、3ボギーの72と安定したスコアで回り、逆転優勝した。1打差の2位は永嶋、さらに1打差の3位タイに岩切、澁澤莉絵留(沖学園高3年)、奥山純菜(熊本国府高2年)の3人が入った。前年優勝の新城莉李亜(沖縄・宜野座高3年)は後藤らとともに通算1オーバーの6位タイだった。

 

12~14歳女子は1年生の荒木優奈が逆転優勝

12~14歳の部男子は、初日2アンダーで単独トップに立った後藤が、最終日も5アンダー、2ボギーの69をマーク。2位の池田拓史(鹿児島・吉野中3年)に7打差をつけて優勝。さらに1打差、3オーバーの3位には吉田京介(大分・城北中2年)。

同女子は初日、山田萌結(長崎・山里中3年)がイーブンパーで単独首位。これを1打差で竹田麗央(熊本・合志中3年)ら3人、さらに1打差の5位タイで荒木と桜井心那(山里中3年)の2人が追った。最終日は4バーディー、2ボギーとただ1人アンダーパーの70で回った荒木が逆転で栄冠を勝ち取った。2打差の2位は桜井で、さらに2打差の3位タイに武田と山田の2人だった。前年優勝の賀数心南(沖縄・古蔵中2年)は通算6オーバーで6位だった。

 

 

この試合の結果、8月15日から3日間、埼玉県・霞ヶ関CCで行われる第24回日本ジュニア選手権には、15~17歳の部で男子上位13人、女子9人(シード選手を除く)と12~14歳の部男子7人、同女子7人が出場権を得た。(同スコアの場合は最終ラウンドのスコアを比較して決定)

 

 

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第37回九州学生選手権競技・ 第17回九州女子学生選手権競技

男女ともに初優勝

男子は菅 卓人(東海大九州3年)

女子は松熊理子(日本経済大2年)

 

 

6月7日、大分県日田市のローレル日田カントリークラブ(男子6791㍎、女子6244㍎、いずれもパー72)で行われた。

男子は菅卓人(東海大九州3年)と渡辺弘泰(長崎国際大3年)の2人が通算8アンダー、136で首位に並んだが、規定により、最終ラウンドのスコアが上位の菅が、初優勝を決めた。

女子は1オーバーの73で回った松熊理子(日本経済大2年)が後続に2打差をつけて初優勝した。

 

例年より早い梅雨入りした北部九州だったが、この日の日田地方は終日、曇り、気温27.1度、北東の風2㍍(正午現在)と好コンディションに恵まれた。

 

男子は8アンダーの136 逆転Vの菅

1日36ホールストロークプレーで行われた男子は59人(欠場1人)が出場。第1ラウンドは5アンダー、67の渡辺と、前週の九州アマチュア選手権で優勝した古川雄大(東海大九州3年)の2人が首位スタート。これを1打差で奥村栄史郎(同1年)ら3人が追う展開となったが、20人がアンダーパーをマークする混戦となった。
第2ラウンドはこの中から、3アンダーの69で6位タイスタートだった菅が1イーグル、5バーディー、2ボギーで回り5つスコアを伸ばして、8アンダーとした。渡辺も3アンダーとスコアを伸ばしたものの、最終ラウンドのスコア比較で菅に及ばす、2位に泣いた。古川は第2ラウンドは70と伸ばしきれず、田中恵太(長崎国際大3年)、中村志凪(東海大九州2年)、稲田愛篤(同)とともに3位タイ。2週連続優勝とはならなかった。

 

女子の松熊は1オーバーの73

18ホールの女子の松熊は出だしから連続ボギーなど3ボギーと不安な立ち上がりだったが、9番からは4バーディー、2ボギーと盛り返し、快勝した。前年優勝の蔵座一華(東海大九州2年)は7オーバーの79で6位タイ。連覇はならなかった。2打差の2位タイは元永華奈(九州産業大1年)、永江綾(東海大九州1年)、日巻那々恵(日本文理大3年)の3人。なお、女子の参加者17人は過去最多だった。

 

男女の優勝者は日本学生・日本女子学生選手権の出場権獲得

この試合の結果、優勝した男子の菅は第72回日本学生選手権(8月21日から、埼玉県・飯能GC)、女子の松熊は第55回日本女子学生選手権(8月22日から、同)への出場権を獲得した。

 

 

 

 

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第48回九州アマチュア選手権競技

7アンダーの281

古川雄大(大博多)    3年ぶり2度目の優勝

 

 

 

 

5月29日から4日間、鹿児島県南九州市の知覧カントリークラブ(7059㍎、パー72)で行われ、通算7アンダーの281で回った東海大九州3年、20歳の古川雄大(ゆうき、大博多)が3年ぶり2度目の優勝を飾った。

古川は初日首位に1打差3位タイと好スタート。2日目に5アンダー、67の好スコアを出して単独トップに立つと、以後は首位を譲らない快走。最終日に74とややもたついたものの、後続もスコアを伸ばせず、逃げ切った。最終日69のベストスコアを出した前回優勝の大阪学院大3年、20歳、葛城史馬(ふうま、中津)は3日目の10位タイから追い上げたものの連覇はならず、3打差、通算4アンダーの2位だった。

通算3アンダーの3位は沖縄・宮古総合実高3年、多良間伸平(17歳、ベルビーチ)でさらに1打差の4位タイに福岡・沖学園高3年、児玉章太郎(17歳、ミッションバレー)と宮﨑・日章学園高1年、15歳の枝川吏輝(りき、グランドチャンピオン)の2人だった。

なお、大阪学院大4年、玉城海伍(22歳、カヌチャ)が第2ラウンドで66のコースレコードを出し、開催倶楽部からコースレコード賞が贈られた。

 

芥屋GC(福岡)での日本アマに15人が出場権

鹿児島高牧CCの九州オープンは30人が出場資格獲得

 

この試合の結果、7月3日から4日間、福岡県糸島市の芥屋ゴルフ倶楽部で行われる2018年度日本アマチュア選手権競技には、通算4オーバー、292の14位タイまでの15人が出場権を得た。また、8月2日から4日間、鹿児島高牧カントリークラブで行われる2018九州オープンゴルフ選手権競技へは8オーバー、296までの29人と9オーバー、30位タイの3人のうちマッチングスコアカードで選ばれた1人の計30人が出場資格を獲得した。

 

大学勢が実力発揮

今大会には1、2次予選を通過した選手ら154人(欠場7人)が出場。梅雨入り直後の大会とあって天気が心配されたが、3日目までは曇り、微風の好コンディション。最終日は、前夜来の雨も上がり、晴れた中での熱の入った競技が繰り広げられた。

そんな中、初日は多良間、児玉の高校生コンビが3アンダーで首位を並走。これを前回チャンピオンの葛城や3年前の覇者、古川の大学生が1打差で追う気の抜けない展開になった。2日目は6バーディー(1ボギー)とチャージした古川が通算7アンダーで逆転首位。66の好スコアの前々回優勝の玉城が1打差2位タイに浮上した。通算12オーバー、156、80位タイまでの86人が後半の決勝ラウンドへ進出。

3日目は古川が手堅く70で回り、玉城がパープレーでその差は3打差に広がった。枝川が6バーディー、2ボギーの68とスコアを伸ばし、3位へ。最終日はこの3人が最終組となった。その最終日。古川が4バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの74ともたついたものの、追う立場の玉城がバーディー1つだけの4ボギー、1トリプルボギーの78で7位タイへと下降、枝川もボギーが先行して75と乱れ、4位タイ。ただ1人60台の69で回った葛城が2位へと浮上したが、連覇には及ばなかった。

 

 

 

 

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第48回九州女子選手権競技

通算7アンダー 209
福岡・沖学園高3年 17歳

後藤未有(鷹羽ロイヤル)が2年ぶり2度目の優勝

 

 

福岡県糸島市のザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(6407㍎、パー72)で5月15日から3日間行われ、通算7アンダー、209をマークした福岡・沖学園高3年、17歳の後藤未有(鷹羽ロイヤル)が2年ぶり2度目の優勝を飾った。

後藤は初日66、2日目69と快調に飛ばし、後続に6打差をつけて迎えた17日の最終日は74とスコアを乱したものの、前日までの貯金が効いて逃げ切り、3日間、首位を譲らない完全優勝だった。

 

佐渡山理莉(オリオン嵐山)の

追い上げならず

3打差、通算4アンダー、212の2位は日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームメンバーの沖縄・名護高3年、佐渡山理莉(オリオン嵐山、18歳)。首位に8打差、5位タイで迎えた最終日はベストスコアの69をマークして追い上げたものの、2年連続で2位に泣いた。首位に5打差、214の3位タイはいずれも17歳の沖縄・宜野座高3年、新城莉李亜(ベルビーチ)と、熊本国府高3年、鬼塚貴理(グリーンランドリゾート)の2人。さらに1打差、215の5位タイには鹿児島・神村学園高3年、皆吉愛寿香(鹿児島高牧、18歳)と福岡・沖学園高3年、澁澤莉絵留(北山、17歳)の2人が入った。
前回優勝の熊本国府高3年、奥山友梨(グリーンランドリゾート)は不調で37位タイに終わった。

3日間競技になって3年。選手権は季節外れの暑さが続く中での大会となったが、今年も高校生のジュニアが主導権を握った優勝争いになった。

初日は174人(欠場7人)が出場して行われ、15人がアンダーパーをマークする混戦のスタート。94位タイまでの107人が進んだ第2ラウンドはやや風も出て、通算でのアンダーパーも半減。最終日の第3ラウンドは69位タイまでの72人が進出したが、最終的にアンダーパーをマークしたのは6人だった。

 

 

 

 

日本女子アマは20人が出場権

この試合の結果、第60回日本女子アマチュア選手権(6月19日から4日間、埼玉県・嵐山CC)には222の16位タイまでの16人と、223で18位タイの5人の中から規定により選抜した4人の計20人が出場権を獲得。これにナショナルチームメンバーの1人が有資格者となる。

(写真は3位タイになった鬼塚貴理㊧と新城莉李亜㊨)

 

 

 

 

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第4回九州スーパーシニアカップ

3オーバーの75

81歳の藤本隆(天山)

エージシュートを記録して初優勝

 

 

第4回九州スーパーシニアカップは3月28日、福岡県小郡市の小郡カンツリー倶楽部(5720㍎、パー72)で行われ、3オーバーの75で回った藤本隆(天山、写真㊨)が初優勝した。藤本は81歳。エージシュートを達成しての優勝だった。(写真㊦は大会に参加した皆さん)

 

80歳以上(今年12月31日現在)のシニアを対象にした大会で、91人(欠場9人)が出場。高齢化社会を象徴するように年々、参加者が増え、今年は過去最多の100人がエントリーした。あいにく体調が悪いなどで9人が欠場したが、それでも最多出場記録は更新した。

 

エージシュート続々、14人

この日の天候は晴れ、気温20.9度、西の風2.3㍍(正午現在)と絶好のコンディション。スーパーたちは元気にラウンドしたが、ヤーデージ(距離)が昨年の6005㍎から285㍎短くなったため、昨年は3人だったエージシュート達成者が今年は、14人と大賑わいの大会となった。(満開の桜の下でのラウンド=写真㊨)

 

そんな中で藤本は前半1バーディー、1ボギーの36と絶好調で折り返すと、後半も3ボギーの39と踏みとどまり、78のスコアで2位の河野信正(久山、83歳)に3打差をつけて快勝した。3位は池田清(佐世保・平戸、80歳)、4位梶原啓三(福岡レイクサイド、80歳)、5位木村一郎(夜須高原、79歳)。2位河野から5位木村まで78の同スコアだったが、大会規定により、年長者上位となった。

前回優勝の石橋国彦(福岡国際、80歳)は連覇はならなかったが、それでもエージシュートの80で回り、10位と健闘。参加最高齢、現在1469回のエージシュート達成記録を持つ94歳の植杉乾蔵(球磨)は病み上がりの体調不十分で、101のスコアで86位に低迷した。

 

【晴れのエージシューター】

順位 名   前  年齢 スコア

優勝 藤本  隆 81歳 75

2位 河野 信正 83  78

3位 池田  清 80  78

4位 梶原 啓三 80  78

5位 木村 一郎 79  78

6位 堀尾 槇彌 85  79

7位 吉永 慎二 82  79

8位 牧山 忠生 79  79

9位 安藤喜三郎 84  80

10位 石橋 国彦 80    80

11位 萩原 正男 80  80

13位 河室 健士 85  81

15位 稲益 三敏 86  83

16位 池田 正伸 84  83

同スコアは年長上位

 

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GUK第48期通常総会開催

予・決算 平成30年度事業計画などを承認

九州オープンは8月・鹿児島高牧カントリークラブで開催

 

 

 

 

九州ゴルフ連盟(GUK)の平成29年度(第48期)通常総会が2月22日、福岡市の天神スカイホールで開かれ、「平成29年度事業報告・収支決算」「平成30年度事業計画・収支予算」「役員補欠選任」の3議案が全会一致で承認、可決されました。

総会は加盟192倶楽部(正会員)のうち出席54、委任状提出138の計192倶楽部により有効に成立。会議では冒頭、議長席についた山下新太郎理事長が挨拶に立ち、要旨、次のように述べました。

昨年は福岡、大分両県を九州北部豪雨が襲い、甚大な被害をもたらしました。被災された方々に改めてお見舞い申し上げますとともに、一日も早い立ち直りをお祈りします。

九州のゴルフ界は一昨年の「熊本地震」を契機とした来場者の落ち込みも何とか回復してまいりました。しかし、人口減、少子高齢化の進展など、依然として厳しい経営環境に立たされています。連盟といたしましても、課題であるジュニア層の底辺拡大はいうに及ばず、皆さま方のご協力を仰ぎながら、若年層からシニアに至るまでのゴルフを盛り上げてまいる所存です。

 

この後、審議に入り、第1号議案の29年度事業報告では、各種会議や選手権が順調に実施されたほか、新規事業として新規ゴルファー開拓を目的にした「ゴルフ活性化委員会」が設置され、4月に第1回の活性化活動としてかつての九州アマチュア界のトッププレーヤー、篠塚武久氏が提唱している「ソフトゴルフ」を実施。各県でも独自の取り組みが行われ、好評だったことなどが報告されました。

30年度事業計画(第2号議案)では、3月の九州スーパーシニアカップを皮切りに主催競技が取り組まれ、九州オープンゴルフ選手権は8月に鹿児島高牧カントリークラブで実施。このほか、例年通りに各種事業に取り組むことなどが説明されました。

また、日本選手権も日本アマチュア(芥屋GC)のほかシニア、ミッドシニア、グランドシニアの3選手権が九州で行われることなどが説明されました。

 

両案はいずれも原案通り、全会一致で承認され、可決されました。

 

新理事に里隆光氏(長崎国際)を選任

 

第3号議案の「補欠役員選任」は、長崎県選出の横田貞三前理事(長崎国際)の辞任に伴うもの。その後任候補として里隆光氏(同)=写真㊧=が選任され、異議なく承認されました。

里氏は長崎市出身。長崎大経済学部卒で、元十八銀行専務。

 

 

 

 

 

堤姫乃選手(福岡・沖学園中3年)を連盟表彰

 

 

恒例となっている昨年一年間、各種日本選手権で優勝した選手の連盟表彰は、夏の日本ジュニア選手権女子12~14歳の部で初優勝の堤姫乃選手(福岡・沖学園中3年)。あいにくと試合と重なり表彰式は欠席となり、堤選手の功績が紹介されました。

堤選手は昨年の第23回日本ジュニア選手権競技で、通算2アンダーの217で初優勝しました。

雨の中の初日は8オーバーの24位タイと出遅れましたが、2日目に7バーデー(1ボギー)とただ1人、60台とチャージして2位タイに浮上。1打差で迎えた最終日は後半、4バーディーを奪って逆転1打差をつけて初優勝しました。

堤選手は昨年の九州ジュニアでは7位タイ。初出場だった一昨年の日本ジュニアは20位タイで、2度目の出場で頂点に立ちました。

(写真は日本ゴルフ協会提供)

 

 

 

 

第3回 8地区強化指定選手チーム対抗戦

第3回 8地区強化指定選手チーム対抗戦が、2017年10月24日(火)~10月26日(木)の3日間、宮崎県のトム・ワトソンゴルフコースで開催されました。

 

第2回 8地区強化指定選手チーム対抗戦 概要  

   

開 催 日:2017年10月24日(火)~26日(木)

練 習 日:2017年10月23日(月)

 

集 合 日:2017年10月22日(日)

 

開催コース:トム・ワトソンゴルフコース

 

参 加 者:各地区男女各3名

 

競技方法:1日18ホール、3日間計54ホールストロークプレー。各日ともチーム3名中、2名のベストスコアをその日のチームスコアとし、3日間の合計スコアで優勝を競う。

 

表  彰:団体・個人 優勝

 

〈九州出場選手〉

男子:芹澤 慈眼(高3) 井戸川 純平(高2)  出利葉 太一郎(高1)

女子:後藤 未有(高2) 澁澤 莉絵留(高2)  竹田 麗央(中2)

 

結果は以下の通り

団体戦(男子)      団体戦(女子)

個人戦(男子)      個人戦(女子)

 

 

 

 

個人戦優勝 芹澤 慈眼                   団体戦優勝 男子チーム

 

 

男子チームは、初日から唯一3日間通じてアンダーで回った芹澤が、個人戦でも優勝するスコアでチームを牽引し、団体戦でも初日から3日間トップを堅守し、2年ぶり2回目の優勝を果たしました。

 

女子チームは、初日2位タイにつけましたが、最終成績は6位に終わりました。

 

今回よい結果が出せたメンバーも、そうでなかったメンバーも、この経験を活かし、さらなる活躍を期待したいです。

 

 

 

 

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第15回ハンディキャップ競技九州大会

男子はG78、N69で寿々木孝嗣(愛野、66歳)

女子はG83、N69で堤 寛子(チサン森山、34歳)

 

 

第15回ハンディキャップ競技(Hdcp)九州大会は10月25日、熊本県益城町の高遊原カントリークラブ(男子6502㍎、女子5890㍎、パー72)で行われ、男子はグロス(G)78で回った66歳の寿々木孝嗣(愛野)がネット(N)で3アンダー、69をマークして初優勝。女子は34歳の堤寛子(チサン森山)がG83、H14、N69で初優勝した。ともに同大会は初出場での栄冠だった。

 

大会はJGA杯J-sys選手権の予選を兼ねるもので、参加選手各自が持つJGAハンディキャップインデックスを基に開催コースのスロープレーティングによるコースハンディキャップを算出して適用し、実施された。

この日の熊本(益城)地方は晴れで気温19.5度、北の風4.4㍍と好コンディションの中での競技となった。

 

男女ともに長崎勢が大健闘

男子は121人が出場(欠場3人)。そんな中、寿々木は前半、2ボギー、1ダブルボギーの40で折り返したが、後半は1バーディー、3ボギーの38と踏みとどまり、ハンディ(H)9のN69とした。57歳の矢野祐二(セブンミリオン、H10)がG79で同じくN69をマークしたが、大会規定によるマッチングスコアカードの結果、2位。矢野はインスタートで1バーディー、4ボギー、2ダブルボギーの43を叩いたのが響き、後半1バーディー、1ボギーと追い上げたが、及ばなかった。

3位は宮本信也(喜々津、43歳)でG78、H8、N70。松尾健史(不知火、50)がG94、H24、N70の同ネットで並んだが、マッチングスコアカードの結果、4位となった。また、男子のベストグロスは77の本田雅稔(司ロイヤル、50歳)でH2のN75で25位だった。

 

28人が出場した女子(欠場1人)は堤がベストスコアタイのG83をマーク。H16の宮崎育子(野母崎、57歳)がG86で追い上げたが、Nで1打及ばず2位。3位はG85、H13、N72でベテラン田倉美月子(肥後サンバレー、63歳)だった。

参加最高齢は男子が76歳の神原武男(周防灘)でG87、H7、N80で78位。女子は76歳の犬童アヤ子(くまもと城南)がG86、H11、N75で7位と善戦した。

 

男女各上位8人が全国大会出場権を獲得

 

この試合の結果、11月28日に京都府の田辺CCで行われる第8回JGA杯J-sys選手権(JGAアンダーハンディキャップ競技)は男女とも上位8人が出場権を得た。

 

 

 

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第7回九州ミッドアマチュア選手権競技

通算2オーバーの146

52歳、牛島中(志摩シーサイド)が初優勝

 

 

第7回九州ミッドアマチュア選手権競技は10月18、19日の2日間、宮崎市の宮崎カントリークラブ(6558㍎、パー72)で行われ、通算2オーバー、146で回った52歳、牛島中(志摩シーサイド)が初優勝した。

牛島は初日、5バーディー、4ボギーと出入りの多いゴルフながら、3バーディー、2ボギーの56歳、大倉清(浮羽)と並び、1アンダー、71の首位タイのスタート。終日小雨が降り続く中でのラウンドになった最終日は、前半で牛島は3ボギーの39としたが、大倉は出だしから3連続ボギーを打つなど、前半1バーディー、6ボギーの41とスコアを乱し、牛島が抜け出した。後半も牛島が1バーディー、1ボギーと手堅い攻めを見せたのに対し、後続もスコアを伸ばせず、そのまま牛島が逃げ切った。

 

牛島は雨中戦を制して自身初の九州選手権タイトル

 

牛島は今回のミッドアマチュア選手権優勝が、自身の九州選手権初タイトル。日本選手権は2007年の第7回日本ミッドアマチュア選手権で優勝しており、ジャパンが先行していた。

 

56歳のシニア大倉清(浮羽)も5位タイと善戦

 

大会は25歳以上が参加資格で、各県地区予選を通過した選手ら140人が出場(欠場3人)。初日は曇り、微風の好コンディションだったが、最終日はスタート時点から小雨に見舞われた。(最終日19日のコンディションは雨、気温19.3度、北北東の風1.5㍍=正午現在)

そんな中、初日は大倉、牛島の両ベテランが1アンダーでトップに立ち、1打差のイーブンパー、3位に34歳、渡辺卓(大分)。さらに1打差、1オーバーに地元宮崎のベテラン51歳の山内浩二(フェニックス)と28歳の若手、伊妻恭平(久住高原)がつけるなど、首位と3打差に8人がつける少数接戦となった。

9オーバーの81、75位タイまでの83人が進出した最終日は、しのつく雨でスコアも伸びず、結果的には3オーバーと手堅いラウンドを見せた牛島が栄冠をつかんだほか、やはり3オーバーの75と粘った渡辺が1打差の2位。さらに1打差の3位タイには、この日のベストスコア72をマークした地元の42歳、荒木幸三(宮崎)と、38歳の米倉雄一郎(浮羽)の2人。初日トップタイだった大倉は結局、5オーバーの5位タイ。前回優勝の荒川英二(福岡雷山、46歳)は通算12オーバーで、昨年の日本シニア選手権を制しているベテラン榎隆則(大分中央、58歳)とともに33位タイだった。

 

第22回日本ミッドアマ(11月15日~熊本・阿蘇大津GC)は14人が出場権獲得

この試合の結果、11月15~17日、熊本県の阿蘇大津GCで行われる第22回日本ミッドアマチュア選手権は、通算8オーバーの152、12位タイまでの上位14人(シード選手を含む)が出場権を獲得した。

 

 

 

 

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第47回九州インタークラブ競技大会

「大博多CC」(福岡南部)2年ぶり15度目の優勝

 

 

 

ベストグロス賞は72で大会史上最多の8人が獲得

九州ゴルフ連盟主催の唯一の団体戦、第47回九州インタークラブ競技は10月12日、鹿児島県日置市の南九州カントリークラブ(6774㍎、パー72)で決勝大会が開かれ、大博多カントリー倶楽部(福岡南部)がトータル377のスコアで2位の熊本空港カントリークラブ(熊本南部)に4打差をつけて2年ぶり15度目の優勝を飾った。(写真は優勝した大博多CCチーム)

出場選手中のベストスコアに贈られるベストグロス賞は、イーブンパーの72を8選手が記録し、大会史上最多となった。

 

出場チームは学生・生徒を除く6人(うち55歳以上3人)で構成し、ベスト5人の合計スコアで優勝を争うもので、11県地区で行われた予選会には連盟加盟の計189倶楽部チームが参加。このうち23チームが出場権を獲得。決勝大会には開催クラブチームを含めた計24チームが出場して行われた。

 

2、3位には熊本勢が入る活躍

この日の鹿児島地方は晴れで微風という絶好のコンディション(気温28.5度、東南東の風2.1㍍=正午現在)。出場倶楽部の実力、名誉をかけた戦いとあって今年も応援団が繰り出し、大会を盛り上げた。

 

そんな中で大博多CCチームはキャプテンの大野徹二(60歳)がベストスコア72をマークしたほか、若手の松本誠治(42歳)が1オーバーの73でラウンドするなど5人が70台のスコアで上がり、優勝を決めた。熊本空港CCも小杉竜三(30歳)の73をはじめ、全員が大崩れすることなくスコアをまとめたが、一歩及ばなく2位。さらに2打差の383は司ロイヤルゴルフクラブ(熊本北部)で、開催地元の鹿児島勢はグリーンヒルカントリークラブ(鹿児島北部)が384の合計スコアで4位、チェリーゴルフ鹿児島シーサイドコース(同南部)が387で5位だった。

 

◇ベストグロス賞(スコア72)の8人は以下の選手

大野徹二(大博多カントリー倶楽部)

吉田俊介(鷹羽ロイヤルカントリークラブ)

加藤重成(大分中央ゴルフクラブ)

比嘉賀信(美らオーチャードゴルフ倶楽部)

田中良明(若松ゴルフ倶楽部)

益永尚弥(佐世保国際カントリー倶楽部)

仲村達也(かねひで喜瀬カントリークラブ)

森伸一郎(九州ゴルフ倶楽部八幡コース)

 

 

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