2018年度ローカルルールと競技の条件
2018年度九州ゴルフ連盟主催競技は日本ゴルフ協会発行のゴルフ規則(2016年1月施行)と、このローカルルールと競技の条件を適用する。これらの追加・変更については各競技に適用される競技規定や注意事項を確認のこと。
別途規定されている場合、または適用規則が明示されている場合を除き、ローカルルールまたは競技の条件の違反の罰は : 2打の罰
ローカルルール
1.アウトオブバウンズ (規則27)
アウトオブバウンズは白杭または白線で定める(定義「アウトオブバウンズ」参照)。
2.ウォーターハザード(ラテラル・ウォーターハザードを含む) (規則26)
- (a)ウォーターハザードの限界が片側だけ定められている場合、そのウォーターハザードやラテラル・ウォーターハザードは無限に広がっているものとみなす。
- (b)ウォーターハザードの限界の一部がアウトオブバウンズの境界で定められている場合、その限界はアウトオブバウンズの境界と一致する。
注 : ウォーターハザードのための指定ドロップ区域 :
ウォーターハザードに指定ドロップ区域が設置されている場合、プレーヤーは規則26に基づいて処置をするか、あるいは1打の罰のもとに球がそのウォーターハザードの限界を最後に横切った地点に最も近い指定ドロップ区域に球をドロップすることができる。この規定に関して、指定ドロップ区域に球をドロップまたは再ドロップする場合、付属規則Ⅰ(A)6の注が適用となる。
3.異常なグラウンド状態 (規則25)
- (a)修理地は白線と青杭で標示する(定義「修理地」参照)。
- (b)スルーザグリーンの張芝の継ぎ目については付属規則Ⅰ(A)3eを適用する。(規則書P164)
- (c)パッティンググリーンの前後のペイントマークと、スルーザグリーンの芝草を短く刈ってある区域にあるヤーデージマーキングペイントが球のライ、意図するスイング区域の障害となる場合(スタンスの障害は除く)、規則25-1bに基づく救済を受けることができる。
4.障害物(規則24)
- (a) 場内整理用の縄張り施設は障害物とみなす。
- (b) 排水溝は動かせない障害物とみなす。
- (c) 動かせない障害物に接している他の動かせない障害物は一体の障害物とみなす。
- (d) 動かせない障害物に白線で繋がれた区域はその障害物の一部とみなす。
- (e) 動かせない障害物によって囲まれた造園区域(花壇、低木の植え込みなど)はその障害物の一部とみなす。
- (f) 電磁誘導カート用の2本のレールは、その2本のレールの全幅をもって1つのカート道路とみなす。
5.バンカー内の石
付属規則Ⅰ(A)3fを適用する。(規則書P164)
6.パッティンググリーン上の芝の張り替え跡
パッティンググリーン上の芝の張り替え跡は古いホールの埋め跡と同じものとみなし、規則16-1c に基づき修理することができる。
7.パッティンググリーン上で球が偶然に動かされた場合
規則18-2と20-1は以下の通りに修正される。
プレーヤーの球がパッティンググリーン上にある場合、その球やボールマーカーがプレーヤー、またはそのキャディーや携帯品によって偶然に動かされても罰はない。その球やボールマーカーは規則18-2や20-1に規定されている通りにリプレースされなければならない。
このローカルルールはプレーヤーの球やボールマーカーがパッティンググリーン上にあり、いかなる動きも偶然である場合にだけ適用する。
注 : パッティンググリーン上のプレーヤーの球が風、水あるいは重力などの他の自然現象の結果として動かされたものと判断された場合、その球はその新しい位置からあるがままの状態でプレーされなければならない。そのような状況で動かされたボールマーカーはリプレースされることになる。
8.恒久的な高架ケーブル
球が恒久的な高架の電線やケーブルに当たった場合、そのストロークを取り消し、罰なしに再プレーしなければならない(規則20-5)。この場合球を取り替えることができる。
注 : 電線やケーブルを支えるために地面から立ち上がった構築物に球が当たった場合は、再プレーしてはならず、あるがままの状態でプレーしなければならない。
9.コースと不可分の部分
- (a)巻物、ワイヤ、ケーブル等で樹木に密着している部分
- (b)ウォーターハザード内にある護岸用の構築物
10.地面にくい込んでいる球の救済
付属規則Ⅰ(A)3aを適用する。(規則書P160)
11.臨時の動かせない障害物
付属規則Ⅰ(A)4bを適用する。 (規則書P167)
12.臨時の動力線とケーブル
付属規則Ⅰ(A)4cを適用する。 (規則書P171)
13.規則6-6d 例外の修正
どのホールであっても、競技者がスコアカードを提出する前に罰を受けていたことを知らずに1打または複数の罰打を含めなかったために、真実より少ないスコアを提出していた場合、その競技者は競技失格とはならない。
このような状況では、その競技者は該当する規則に規定されている罰を受けるが、規則6-6dに違反したことに対する追加の罰はない。
該当する罰が競技失格である場合にはこの例外は適用しない。
競技の条件
1.委員会の裁定
委員会は競技の条件を修正する権限を有し、すべての事柄について、この委員会の裁定は最終である。
2.クラブと球の規格
- (a)適合ドライバーヘッドリスト(付属規則Ⅰ(B)1a)を適用する。 (規則書P176)
- (b)溝とパンチマークの規格
裁定4-1/1「2010年1月1日施行の溝とパンチマークの仕様とその競技の条件」を適用する。 - (c)公認球リスト(付属規則Ⅰ(B)1b)を適用する。(規則書P177)
- (d)ワンボール条件(付属規則Ⅰ(B)1c)は、九州オープンゴルフ選手権競技決勝・予選に適用する。 (規則書P178)
注 : (b)はハンディキャップゴルフ競技九州大会、九州スーパーシニアカップには適用しない。
3.プレーのペース(規則6-7注2)
九州女子選手権競技、九州アマチュア選手権競技決勝、九州オープンゴルフ選手権競技決勝に適用する。
4.険悪な気象状況によるプレーの中断(規則6-8b注)
付属規則Ⅰ(B)4を適用する。 (規則書P180)
通報は以下の通り。
プレーの即時中断 : 1回の長いサイレン
プレーの中断 : 連続する3回のサイレン(繰り返し)
プレーの再開 : 2回のサイレン(繰り返し)
注 : 険悪な気象状況による中断中は、委員会が開放と宣言するまで、すべての練習施設は閉鎖となる。閉鎖されている施設で練習したプレーヤーは参加を取り消されることがある。
5.ホールとホールの間の練習(規則7‐2注2)
付属規則Ⅰ(B)5bを適用する。 (規則書P181)
注 : ただし、九州オープンゴルフ選手権競技決勝には適用しない。
6.移動
付属規則Ⅰ(B)8を適用する。ただし、委員会が認めた場合を除く。 (規則書P183)
7.キャディー
九州オープンゴルフ選手権競技決勝においては正規のラウンド中、本競技に出場している他のプレーヤーをキャディーとして使用することを禁止する。他のすべての競技では、正規のラウンド中、プレーヤーが委員会によって指定された者以外をキャディーとして使用することを禁止する。
この条件の違反の罰は『付属規則Ⅰ(B)2』を適用する。 (規則書P179)
8.スコアカードの提出(裁定6-6c/1)
- (a)九州オープンゴルフ選手権競技決勝・予選ではスコアリングエリア方式を採用する。
- (c)アマチュア競技(各決勝・予選)では提出ボックス方式を採用する。
9.タイの決定
タイの決定方法は該当する競技規定に定める。
10.競技終了時点
決勝競技では競技委員長の成績発表がなされた時点、予選競技においては競技委員会の作成した順位表が掲示された時点をもってその競技は終了したものとみなす。
注意事項
1.予備グリーンは定義「目的外のパッティンググリーン」であり、球が目的外のパッティンググリーン上にある場合、プレーヤーは規則25-3に基づいて救済を受けなればならない。なお、定義外の取り扱いをする場合においては別途、追加のローカルルールを掲示する。
2.ローカルルールや競技の条件に追加、変更があるときは、スターティンググラウンド付近に掲示して告示する。
3.パッティンググリーン保護のため、メタルスパイクシューズおよびタウン用シューズの使用を禁止する。
4.練習は指定練習場にて行い、打放し練習場においては備え付けの球を使用し、スタート前の練習では球数に制限がある。球数は別途告示する。
5.9ホール終了後、プレーを遅らせなければクラブハウスに立ち入ることができる。
6.スタートの呼出は一切行わないので、スタート10分前までにはスターティングホール付近に待機すること。
7.競技前日の練習はアウト、インともスタートを14時で打ち切る。
8.委員会は競技中を含めいつでも、出場に相応しくないと判断したプレーヤーの参加資格を取り消すことができる。
9.委員会は規則33-7に基づきエチケットの重大な違反があったプレーヤーを競技失格とすることができる。
九州ゴルフ連盟 http://www.guk.jp//